嵐山公園は「中之島地区」「臨川寺地区」「亀山地区」の3つのエリアに分かれていますが、その中で最も標高が高く、豊かな自然林に包まれているのが亀山地区です。鎌倉時代に亀山天皇や後嵯峨天皇がこの地に離宮を営んだ歴史からその名が付けられました。
エリア最大のハイライトは、公園の西端・頂上付近に設けられた嵐山公園亀山地区 展望台です。木造のテラスから視界を広げると、切り立った断崖の間をエメラルドグリーンの保津川が蛇行する保津峡 絶景スポットが眼下に広がります。視界を遮る高層建造物は一切なく、四季折々に表情を変える山肌と川のせせらぎがダイレクトに五感を刺激します。
この展望台は、知る人ぞ知るトロッコ列車 撮影ポイントとしても高い人気を誇ります。対岸の山腹を縫うように走る「嵯峨野観光鉄道」のクラシックな車体が、時折心地よい汽笛を響かせながら走り抜ける光景や、川面を滑るように進む「保津川下り」の和船に船頭が竿を差す姿を俯瞰で捉えることができます。運行ダイヤを事前に確認して訪れると、絶好のシャッターチャンスに恵まれます。
自然景観に加えて、歴史的な嵐山公園亀山地区 見どころも見逃せません。公園南側の木立の中には、中国の元首相である周恩来が日本留学時代に嵐山を訪れて詠んだ詩を刻んだ周恩来 記念碑 嵐山(雨中嵐山詩碑)が静かに佇んでいます。日中友好の象徴として国内外の要人や歴史ファンが足を運ぶスポットとなっており、木々の木漏れ日の中に厳かな空気を漂わせています。
季節ごとの景観美も格別です。春には園内各所に山桜やソメイヨシノが咲き乱れる嵐山公園亀山地区 桜の隠れた名所となり、秋にはイロハモミジやヤマモミジが山全体を鮮やかに染め上げる嵐山公園亀山地区 紅葉の特等席へと変貌します。渡月橋周辺のように記念撮影のために順番待ちをするストレスもなく、ベンチに腰掛けてゆったりと紅葉狩りを楽しめる贅沢さは、この地区ならではの醍醐味です。