同人誌即売会業界において、圧倒的な存在感を放つ組織がある。その母体となっているのが有限会社ケイ・コーポレーションであり、代表者である坂本昇氏のもとで長年にわたり独自のイベント運営スタイルを確立してきた。大規模な設営、スムーズな搬入出システム、警察や会場側との緻密な協議。これらはすべて、個人クリエイターが安全かつ自由に創作を発表できる場を守るために築き上げられた仕組みだ。
日本のポップカルチャーを語るうえで、二次創作が果たしてきた役割は極めて大きい。赤ブーブー通信社は単に場所を提供するだけでなく、作品愛を共有するコミュニティのハブとして機能し続けてきた。同人誌即売会という文化がサブカルチャーからメインストリームの一角へと上り詰めた背景には、こうした裏方の徹底した安全管理と文化への情熱がある。