食料品エリアを歩くと、一般的なスーパーマーケットの域を超えた地産地消の仕組みが組み込まれていることに気づく。伏見や宇治をはじめとする近郊の農家から毎日届く採れたての京野菜が、専用の特設コーナーにズラリと並ぶ。
生産者の顔写真やおすすめの調理法が書かれたポップは、機械的なPOPではなく手書きの風合いを残したものだ。地元の酒蔵とコラボレーションした限定イベントや、老舗和菓子店によるワークショップも頻繁に開催される。世界中から観光客が訪れる京都でありながら、観光地価格やインバウンド特有の喧騒とは一線を画し、徹底して「地元住民の日常の豊かさ」を優先する姿勢がブレない。