統合から数年を経て、東海国立大学機構の真価が明確な形となって表れている。旧来の「地方国立大学」という境界線は消え去り、研究リソースと教育カリキュラムの相互乗り入れが日常化した。名古屋大学が誇る基盤研究力と、地域に密着した技術応用力。この双輪が噛み合ったことで、大型外部資金の獲得額は過去最高を更新し続けている。
行政や主要産業が主導する国家プロジェクトにおいて、この二大学連合は今や国内トップクラスの存在感を発揮している。岐阜の現場で拾い上げた課題を名古屋大学の高度な基礎理論で解き明かし、それを再び岐阜の現地で実証する。この高速フィードバックループこそが、他地域には真似できない強力な武器となっている。