日本国内におけるスギ花粉の飛散量は、地域ごとのスギ人工林の面積比率に直結しています。戦後の拡大造林政策によって本州・四国・九州の山林には大量のスギやヒノキが植えられましたが、全国一律に同じ割合で植林されたわけではありません。
林野庁などの森林資源データを分析すると、スギ人工林の割合が際立って低いのは沖縄県(ほぼ0%)と北海道(約1%未満)です。本州では山間部を抱える東北・関東・東海・近畿エリアで森林面積に占めるスギの割合が30〜50%前後に達する自治体も多く、風に乗って数十キロメートル以上も花粉が市街地へ降り注ぎます。
2026年の最新予測においても、前年夏の気象条件や裏年・表年の周期により本州全域で激しい飛散が警戒されています。一方で、そもそも供給源となるスギ林が存在しないエリアでは、気象条件に左右されず安定して花粉の飛散量が極少レベルにとどまります。