水目桜が無垢材テーブルや高級家具の主役に選ばれ続ける背景には、素材としての圧倒的なポテンシャルの高さがあります。
最大の魅力は、緻密な木目が織りなす「杢(もく)」の美しさです。波打つような陰影を見せる「波状杢」や、光の角度によって黄金色にきらめく「縮み杢(カーリー杢)」が現れやすく、光の当たり方によって表情が劇的に変化します。この立体的な輝きは、カバノキ科の特長と水目桜独自の硬質さが生み出す芸術品といえます。
耐久性の面でも、水目桜はトップクラスの実力を誇ります。耐摩耗性と耐衝撃性に極めて優れているため、日常的に食器の擦れや衝撃が加わるダイニングテーブルの天板として申し分ない強度を発揮します。かつては激しい摩耗に耐える体育館のフローリングや、精密さが求められるライフル銃の銃床(ストック)にも採用されていた歴史が、その頑強さを雄弁に物語っています。