改めて本作を見返すと、今や主演級として球界・エンタメ界を牽引するキャスト陣が奇跡的なバランスで集結していたことに驚かされる。キスで相手を殺し、過去へ飛ばす能力を持つ謎の少女・佐藤宰を演じたのは門脇麦。彼女の浮世離れした存在感と切ない表情は、物語に深い陰影を与えていた。
さらに、旺太郎のライバルとなる御曹司・並樹尊氏役の新田真剣佑が見せた、光から闇へと堕ちていく鬼気迫る演技も見逃せない。そして忘れてはならないのが、謎のストリートミュージシャン春海一徳を演じた菅田将暉だ。彼が奏でる主題歌「さよならエレジー」は、ドラマの切なさを極限まで引き立てる至高のアクセントとなっていた。