NG例を把握した上で実践したいのが、うなぎ食べ合わせが良い食材を積極的に取り入れ、栄養効率を極限まで引き上げるアプローチです。
筆頭に挙げられるのが、うな重の定番薬味である「山椒」です。単なる風味づけにとどまらず、うなぎ山椒の健康効果には目を見張るものがあります。山椒の辛味成分「サンショオール」や香り成分「シトロネラール」は、内臓器官の働きを活性化させて消化液の分泌を強力に促進。高脂質なうなぎの分解を早め、胃もたれを未然に防ぐ完璧な薬効を発揮します。
さらに注目を集めているのが、うなぎとトマトの相乗効果です。うなぎはビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、DHA・EPA、亜鉛など驚異的な栄養価を誇りますが、唯一「ビタミンC」と「食物繊維」がほとんど含まれていません。そこでトマトを合わせることで栄養バランスが完璧に整います。トマトのリコピンとうなぎのビタミンEが合わさることで、強力な抗酸化ネットワークが形成され、血管の老化防止や美肌効果を後押しするうなぎ栄養吸収を高める組み合わせが完成します。
このほか、短冊切りにしたきゅうりと和える伝統料理「うざく(酢の物)」も、お酢の酢酸が脂質の代謝をサポートするため極めて理にかなった調理法です。