東京・六本木や大阪・梅田をはじめとする都市再開発エリアでは、従来の美術館やイベントホールという箱物を飛び出し、街全体を展示空間に見立てたイマーシブ(没入型)アートが人波を飲み込んでいる。高精度なプロジェクションマッピングと立体音響システムが再開発ビルの壁面や広場に仕掛けられ、通行人がふと足をとめる光景は日常のものとなった。
主催者側も、事前の完全予約制だけでなく、当日の人流データに合わせて飛び込み参加枠を動的に生成するシステムを導入。散歩の途中で不意に芸術作品の「当事者」になる驚きが、若年層を中心に強い共感を生んでいる。