悪性リンパ腫はリンパ球ががん化する全身性の疾患であるため、しこりという局所的な症状だけでなく、全身性のシグナルを伴うことが珍しくありません。医学的に「B症状」と呼ばれる以下の3つの兆候は、病気の進行度や悪性度を測る上で極めて重要な診断基準です。
第一に、原因が特定できない38度以上の発熱が断続的または持続的に続くこと。第二に、夜間にシーツやパジャマを着替えなければならないほど激しい寝汗をかく「盗汗(とうかん)」。第三に、特別なダイエットや運動をしていないにもかかわらず、半年間で体重が10%以上減少することです。
これらに加え、全身の激しい倦怠感や、皮膚に目立った皮疹がないにもかかわらず全身にかゆみが生じる症状も初期症状として報告されています。首や脇のしこりにこれらの全身症状が合致する場合、病態が活発に進行しているサインである可能性が高く、速やかな専門医療機関へのアクセスが求められます。