2026年の苫小牧航路を象徴するのが、各海運会社が競うように投入した次世代型フェリーだ。従来の重油燃料船からLNGやハイブリッド推進システムへの刷新が進み、環境負荷を抑えつつ航行の静粛性が格段に向上した。
船内に足を踏み入れると、そこはまるで高級ホテルのエントランス。大部屋中心だった昔の雑魚寝スタイルは激減し、鍵付きのプライベート空間「ステートルーム」やホテルのスイート顔負けの豪華客室が客室の過半数を占める。個別のテラスから海風を感じながらコーヒーを味わう客の姿も珍しくない。フリーWi-Fiの高速化やテレワークブースの拡充も完了し、海の上で仕事をこなしながら目的地へ向かうワーケーション層の心も掴んでいる。