東京メトロは現在、安全性の向上とさらなる高密度運転を目指し、最新世代のCBTC(無線式列車制御システム)導入に向けた準備と段階的な線路設備更新を進めている。2026年春のダイヤ改正に伴う各種試験運用もその一環だが、こうした過渡期特有の微調整が、時として微小な遅れを生む要因になっているとの指摘もある。
現場の運転士や駅員によれば、駆け込み乗車の防止やホーム上の安全確認をこれまで以上に徹底していることが、各駅での停車時間を数秒から数十秒単位で延ばす要因になっているという。「安全第一の運用は当然だが、ピーク時のピーク時にはそのわずかな遅れが後ろの列車に順次加算され、大手町に到着する頃には10分以上の遅延に膨らんでいる」と、関係者は明かす。