地下1階の食料品フロアへ降りれば、夕食の献立を考える人々の活気で満ちている。「コープこうべ」を中心とした食品売り場には新鮮な食材が整然と並び、周辺の惣菜店からは香ばしい匂いが立ち上る。値引きシールが貼られる夕方の時間帯には、ちょっとした連帯感すら漂う。
上層階へと視線を移せば、日用雑貨、インテリア、書籍、ファッション、さらにはクリニックやフィットネスまで、生活に必要なピースが過不足なく揃っている。一箇所で用事がすべて片付くコンパクトシティの縮図。派手なアトラクションはないが、生活者の「これが欲しかった」に過不足なく応える設計が心地いい。