黒いサングラスを鼻先にちょこんと乗せ、壁に背中をもたれかけさせてニヒルな笑みを浮かべる姿――それがスヌーピーの変装シリーズ屈指の人気を誇る「ジョー・クール」です。
スヌーピー ジョークール 正体について、独立した新キャラクターや親戚の犬だと誤認しているケースも散見されますが、実際はスヌーピー自身が「イケてる男子大学生」になりきっている妄想の姿です。原作者であるチャールズ M シュルツ 原作の新聞コミック『PEANUTS』において、ジョー・クールが初めて紙面に登場したのは1971年5月27日のことでした。
当時のエピソードでは、スヌーピーがサングラスを装着し、「おれはジョー・クール。学生会館(スチューデント・ユニオン)のあたりをうろついて、女の子たちを見つめているのさ」と心の中でつぶやきながら、学内の壁にもたれかかるシーンから始まります。ジョークール 大学生 設定は、彼がキャンパス内を闊歩し、周囲の注目を集めようと必死にポーズを取る滑稽さとセットで描かれました。
では、ジョークール サングラス 理由やそのジョークール 元ネタ 由来はどこにあるのでしょうか。1960年代後半から1970年代初頭のアメリカでは、大学キャンパスが若者文化の発信地となり、反体制的な空気やヒッピームーブメント、そして「クール(Cool)」であることを至上命題とする若者たちのスタイルが流行していました。英語圏の俗語において「Joe」は一般的な男(Average Joeなど)を指す親しみやすい代名詞ですが、そこに「Cool」を組み合わせることで、「オレはイケてる男だぜ」と自称する青年の少し背伸びした自意識をシュルツは見事に風刺したのです。