実際に利用している乗客や、京都を訪れた旅行者はこのバスをどのように受け止めているのでしょうか。ネット上の口コミや現場での利用者の声を精査すると、明確な利便性と特有の戸惑いが浮かび上がってきます。
SNSやQ&Aサイトに寄せられる口コミで圧倒的に多いのは、市バス混雑からの解放に対する絶賛の声です。
- 「三十三間堂に行こうとして烏丸口の市バス乗り場を見たら絶望的な行列。八条口へ回ってプリンセスラインに乗ったら、並ばずに座れて15分で着いた。完全に穴場」
- 「京都女子大生の専用かと思って何年もスルーしていたが、一般路線バスと知って乗ってみたら東山七条へのアクセスが良すぎて驚いた」
一方で、独特のネーミングと車内環境に対する男性ならではのリアルなつぶやきも散見されます。
- 「乗る時、周りの女子大生に『えっ、おじさんが乗るの?』という顔をされないか最初だけ心臓がバクバクした」
- 「朝の通学ラッシュに乗ってしまったら車内が女子学生100%で、男性は自分と運転手さんだけ。公共バスだと頭では分かっていても居心地の悪さは否めなかった」
- 「ICOCAをタッチしようとして運賃箱にリーダーがないことに気付き、後ろに並んでいた学生を待たせてしまったのがトラウマ」
【プロの結論】利用に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
都市交通の視点および利用者の行動心理学から分析すると、プリンセスラインバスを使いこなすための判断基準は明確に分かれます。
【選ぶべき人(圧倒的なメリットを享受できる層)】
- 新幹線で京都駅に到着し、そのまま東山七条・三十三間堂・智積院・京都国立博物館へ直行したい人
- 烏丸口の市バス乗り場の大混雑や立ち乗りによる疲労を徹底的に避けたい人
- 国内でいち早くEV路線バスを運行させたBYD車両の乗り味や静粛性を体感してみたい交通ファン
【慎重になるべき・他の手段を検討すべき人】
- 現金を持たず、完全キャッシュレス(交通系ICやスマホ決済)だけで旅程を完結させたい人
- 平日の朝8時〜9時前後の通学ラッシュ時間帯に、異性ばかりの密集空間に乗ることに強い心理的抵抗を感じる男性
- 大学の長期休暇中(8月など)に運行ダイヤの下調べをせず、行き当たりばったりで乗り場へ向かう人