山岳地帯特有の急激な天候変化へのリスク管理も忘れてはならない。沢渡へ通じる国道158号線は、連続雨量が一定値を超えると事前通行規制が発令され、完全通行止めとなる区間が存在する。沢渡まで辿り着けたとしても、その先のマイカー規制区間(上高地公園線)が土砂崩落警戒などで全便運休する事態もゼロではない。
もし長野県側からのアクセスが断たれた場合は、安房峠道路(安房トンネル)を経由して岐阜県側の「平湯駐車場」へと回る判断が必要になる。現地の防災情報や交通インフォメーションをスマートフォンでこまめにチェックし、天候の急変に応じて柔軟にルートを切り替える心構えが、山旅のトラブルを防ぐ鍵となる。