CM共演からわずか数か月後、2人の運命を決定づける作品が訪れます。1974年12月に公開された映画『伊豆の踊子』です。
当初、百恵さんの相手役(青年・川島役)は一般公募オーディションが行われていましたが、監督の西河克己氏がCMでの2人の並び立ちに強いインスピレーションを受け、三浦友和さんを急遽大抜擢しました。映画は大ヒットを記録し、映画会社やテレビ局は2人を「ゴールデンコンビ」として次々に主演作へ起用していきます。
東宝映画では『潮騒』『絶唱』『風立ちぬ』『泥だらけの純情』など、全12作品のゴールデンコンビ映画が製作され、日本映画界の興行記録を塗り替えました。さらにTBS系列の大ヒットドラマ『赤いシリーズ』(『赤い疑惑』『赤い衝撃』『赤い運命』など)でも立て続けに恋人役を熱演。年間を通じて半分以上の日数を現場で共に過ごすなかで、仕事仲間としての絆は、誰にも引き裂けない本物の愛情へと育っていきました。