生理が来ないのにお腹が痛い原因は?妊娠の兆候と受診の目安を解説

生理が来ないのにお腹が痛い原因は?妊娠の兆候と受診の目安を解説

生理が来ないのにお腹が痛い原因は?妊娠の兆候と受診の目安を解説に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

ウェブ上の情報空間には、医学的根拠の薄い言説が氾濫しています。その中でも特に健康被害を拡大させかねない2大誤解を取り上げ、正しい科学的事実を照らし出します。

最も危険な誤解は、「市販の妊娠検査薬で陰性が出たから、絶対に妊娠ではないし婦人科に行く必要もない」という短絡的な判断です。妊娠検査薬は尿中のhCGホルモンに反応する仕組みですが、排卵日が1週間以上遅れていた場合、受精自体が遅れてホルモン分泌量が基準値に達していない時期に検査している可能性があります。さらに極めて稀なケースとして、hCGが極端に過剰分泌される胞状奇胎などの異常妊娠では、抗原過剰により検査薬が逆反応を起こして偽陰性を示す「フック効果」と呼ばれる現象も存在します。陰性であっても生理が来ない事実は変わりません。

もう一つの盲点は、「下腹部が痛いのだから原因は100%子宮か卵巣にある」という思い込みです。女性の骨盤内には子宮・卵巣の直近に膀胱、直腸、盲腸(虫垂)が密集しています。急激なストレスやホルモンの乱れによって引き起こされた過敏性腸症候群(IBS)の痙攣痛や、初期の急性虫垂炎、あるいは急性膀胱炎・腎盂腎炎の痛みが、生理の遅れと偶然重なって現れている事例も珍しくありません。下腹部痛を婦人科領域だけに限定せず、消化器系や泌尿器系を含めた全身状態として捉える視点が不可欠です。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。