突発性難聴は、その名の通り「何月何日何時に聞こえなくなった」と特定できるほど突発的に発症するのが最大の特徴です。徐々に進行する加齢性難聴とは根本的に異なります。
多くの患者や芸能人が振り返る初期症状・前兆サインには、以下のような特徴的なパターンが存在します。
- 朝起きた瞬間の異変:目覚めたときに片耳に膜が張ったような感覚があり、テレビの音や時計のアラームが半分しか聞こえない。
- 電話の受話器の音:いつも通り電話を耳に当てた際、相手の声が全く聞こえない、または金属音のように歪んで聞こえる。
- 激しい耳鳴りと耳閉感:「キーン」「ジー」という大音量の電子音のような耳鳴り、あるいは飛行機に乗ったときのような強い耳詰まり感が突如発生する。
- めまい・吐き気・ふらつき:発症者の約3〜4割に伴う症状で、天井がぐるぐる回るような回転性めまいや激しい乗り物酔いのような嘔吐感を伴う。
多くの人が「耳垢が詰まっただけ」「寝違えた」「疲れが溜まっているだけ」と自己判断し、受診を数日間先送りにしてしまいます。しかし、この数日間の躊躇こそが、後遺症の有無を左右する最大の落とし穴となります。