道具屋筋の看板商品といえば、何といっても刃物だ。特に数百年の歴史を誇る堺包丁のコーナーには、吸い寄せられるように人々が集まる。鍛造から研ぎに至るまで、熟練の堺打刃物職人が魂を込めて叩き上げた包丁は、食材の細胞を潰さずに切ることができる芸術品と言っても過言ではない。
「一度この切れ味を知ってしまうと、もう普通の包丁には戻れない」。そう語る海外のシェフも多い。店頭では職人自らが包丁の手入れ方法や研ぎ直しのアドバイスを行っており、名入れサービスをその場で行ってくれる店舗もある。一生モノのパートナーとなるマイ包丁を探すなら、間違いなくここが世界最高のロケーションだ。