小和田恆氏は日本の外交界を牽引したトップキャリアであり、妻の優美子さんと共に築いたこの家は、いわば「日本の外交史のサロン」でもあった。そのため、今回の私有地売却に際しても、宮内庁や古巣である外務省の周辺では様々な情報が交錯した。
皇室報道・社会ニュースを担当する全国紙デスクはこう語る。「私有財産の処分であるため宮内庁が表立って関与することはありません。ですが、皇后陛下のご実家という極めて重要な象徴性を持つ場所だけに、警備面の後始末やプライバシー保護には細心の注意が払われました。雅子さまも両親の決断を静かに受け止め、長年の思い出が詰まった生家への感謝の念を抱かれていると仄聞しています」
高齢となった両親の健康状態や将来を見据え、家族として出した現実的な最適解。それが今回の手放しという結論だった。