電気自動車の心臓部であり、最もコストがかかるパーツが駆動用バッテリーだ。本モデルに搭載されているリン酸鉄リチウム(LFP)基盤の「ブレードバッテリー」は、構造物としての強度を持ちながら高いエネルギー密度を誇る。釘を刺しても発火しないという驚異的な安全性を誇り、狭い軽自動車の床下に敷き詰めるにはこれ以上ない武器となっている。
WLTCモードでの航続距離は、実測ベースで220km前後を確保する見込みだ。競合車である日産サクラがカタログ値で180km(実航続距離は120〜140km程度)であることを考えると、この差は大きい。エアコンをフル稼働させる真夏や過酷な冬場であっても、150km以上の実用航続距離を維持できる能力は、地方で日々の通勤や買い物にクルマを酷使するユーザーにとって決定的な購入理由になり得る。