伺わせていただきます」は実は二重敬語?プロが教える正しい使い方と言い換え術

伺わせていただきます」は実は二重敬語?プロが教える正しい使い方と言い換え術

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他者との摩擦を過剰に恐れ、言葉を何重にもコーティングしてしまう「させていただく症候群」は、ビジネスパーソン自身の対人関係やマインドセットに影響を及ぼす。心理学でいう健全な「心理的バウンダリー(自他境界)」が保たれている人物は、相手を尊重しつつも自分を過度に卑下しない。敬語とは、自分をすり減らして平伏するための道具ではなく、対等なビジネスパートナーとして相互の敬意を確認し合うためのプロトコルだからだ。

日常のやり取りで迷った際は、以下の判断基準を指標にしてほしい。

【「伺います」「参ります」を堂々と選ぶべき場面】
・通常の業務連絡、確定した日程への訪問確認
・新規アポイントの依頼や打診(「伺いたく存じます」)
・就職活動の面接日程確定や会社説明会への出席連絡
・チャットツール等での素早く明確な情報伝達

【「伺わせていただきます」をあえて使わないほうがよい場面】
・相手がまだ訪問を承諾していない段階(押しつけに聞こえるため厳禁)
・役員クラスや文章の正確性を重んじるクライアントとのやり取り
・1通のメール内で「〜させていただきます」が3回以上頻出している時(文章全体が著しく重たくなるため)

言葉を引き算し、潔く「伺います」と言い切る姿勢こそが、相手に対する最大の敬意であり、自信に満ちたプロフェッショナルの証明となる。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。