ミステリアスな雰囲気を纏うSEKAI NO OWARI。メディア露出が増えるにつれ、彼らの「素顔」に対する注目度は高まり続けている。Vo. Fukase、Pf. Saori、Gt. Nakajinの3人は、メディア出演時にも自然体の表情を見せるが、その素顔に刻まれているのは、結成初期の過酷な下積み時代を共に乗り越えてきた力強い絆だ。
最も謎に包まれているのが、二代目DJ LOVEの存在である。巨大なピエロマスクの下に隠された彼の素顔について、メンバーや関係者は口を揃えて「非常におだやかで優しい男前」と証言する。フェスや楽屋裏でマスクを外した姿を見たスタッフの間でも、そのギャップが話題に上るほどだ。完璧なビジュアル演出の裏側にあるのは、照れ隠しではなく、バンドの「世界観」を何よりも優先するストイックなプロ意識にほかならない。
彼らの原点を語る上で欠かせない秘蔵エピソードがある。結成当初、メンバーは金銭的に困窮しながらも、自らの手で築き上げた地下ライブハウスに寝泊まりしていた。冷たいコンクリートの床に寝袋を敷き、防音壁を貼る作業に没頭した日々。華やかなステージで輝く現在の姿は、そうした泥臭い素顔の青春時代の上に成り立っている。