激化する犯行手口に対し、テクノロジーを活用した対抗策も本格化している。警察庁および警視庁生活安全部は、全国の主要施設や自治体と連携し、抑止力の抜本的向上に乗り出した。
その中核を担うのが、最新の「防犯カメラシステム」と画像解析技術の融合だ。エスカレーター付近で特定の人物の後ろに執拗に密着する行動パターンや、不自然に立ち止まり続ける挙動をAIがリアルタイムで検知し、警備員や巡回警察官へ即座にアラートを発する実証実験が進む。人間の目だけに頼らない多層的な監視網を構築することで、犯行を未然に防ぎ、あるいは現行犯での確実な検挙へと結びつける取り組みが定着しつつある。