消費者がこれほどまでに価格変化に敏感になっている背景には、短期間で繰り返された価格改定の歴史があります。日本マクドナルドが発表したプレスリリースによると、マクドナルドの値上げ理由は主に以下の複合的な要因によるものです。
第一に、牛肉や小麦、パーム油といった世界的な原材料価格の高騰と円安による輸入コストの上昇です。第二に、電気代をはじめとするエネルギーコストや物流費の増加、そして全国的な人手不足に伴う人件費・アルバイト時給の引き上げが挙げられます。
さらに消費者の体感価格を大きく引き上げた要因が、都心型価格の適用店舗拡大です。従来の全国一律に近いプライシングから、「都心店」「準都心店」「通常店」の区分を明確化し、賃料や人件費が突出して高いエリアでは同一商品でも数十円〜100円近く高く設定されるようになりました。これにより、都心部で働くビジネスパーソンや学生を中心に「マックはもはや高級ファストフード」という認識が急速に広がったといえます。