名曲グリーンスリーブスはなぜ怖い?旋律と歌詞に潜む血塗られた真相

名曲グリーンスリーブスはなぜ怖い?旋律と歌詞に潜む血塗られた真相

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タイトルの象徴である「緑の袖(Green Sleeves)」には、ロマンチックな解釈とは真逆の生々しい裏の歴史が潜んでいます。民俗学や服飾史の研究において長年指摘されているのが、いわゆる緑の袖の娼婦説です。

エリザベス朝時代のエディンバラやロンドンにおいて、「緑色」は必ずしも純潔や自然を讃える色ではありませんでした。草むらで男性と密通を重ねることで服に緑の草のシミがついた様子から、「緑のドレスを着せる(to give a green gown)」という言い回しは「処女を奪う」「野合におよぶ」ことを意味する隠語だったのです。さらに、袖を取り外して付け替える中世のドレスの仕様から、派手な緑色の袖は身持ちの緩い女性や街娼の目印として扱われていた記録も残っています。

すなわち、グリーンスリーブスの本当の意味を掘り下げると、清純な貴婦人への純愛歌ではなく、金を積んで歓楽街の女性に執着した男の未練、あるいは奔放な愛人に翻弄された男の毒づきという、極めて生々しく俗悪な情景が浮かび上がってきます。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。