香の川製麺の代名詞といえば、なんといっても「1玉・2玉・3玉がすべて同額」という衝撃的な価格システムです。一般的なうどんチェーンでは大盛(1.5玉)でプラス100〜150円、特盛(2玉)でプラス200円以上の追加料金が発生するのが常識ですが、香の川製麺では注文口で「3玉で」と告げても会計金額は1玉とまったく変わりません。
気になる麺のボリュームは、一般的な讃岐うどんの規格に準じており、1玉あたり約250gです。つまり、2玉で約500g、3玉を注文すると約750gという圧倒的なデカ盛りサイズになります。茹で上がり後の重量で750gといえば、一般的な成人男性の1食分を遥かに凌駕するボリューム感です。
「物価高の波で廃止されたのではないか」という一部の噂に反し、このシステムは釜揚げうどん、ざるうどん、かけうどん、ぶっかけうどんなどの定番メニューを中心に現在も堂々と継続されています。店内で毎日粉から製麺する自家製打ち立て麺をこの価格で提供し続ける背景には、後述する緻密な原価設計と来店頻度を高めるリピート戦略が存在します。