華やかなスポットライトを浴びる一方で、二人が歩んできた道のりは決して平坦ではなかった。夫である桂かつみが若手時代に作った莫大な借金や、その後の事業失敗、投資トラブルなど、背負った負債は一時数億円規模にまで膨れ上がったという。並の夫婦であれば離婚どころか生活が破綻していてもおかしくない絶望的な状況だ。
だが、彼女は違った。借金取りに追われる過酷な日々すらも漫才のネタへと昇華させ、笑い飛ばしてみせたのだ。「今日のご飯はもやしだけ」「家に差押えの紙が貼られた」といった過酷なエピソードも、夫婦漫才の掛け合いにかかれば極上のエンターテインメントへと変貌する。現実の苦難から逃げることなく、夫を支え、共に笑いに変えて返済を続けてきた絆の深さ。その底抜けの明るさこそが、多くのファンを惹きつける最大の魅力だ。