複合カフェ・インターネットカフェ業界は、ここ数年でビジネス構造そのものが劇的に刷新された。かつての「オープン席で漫画を読む」スタイルから、防犯性や遮音性を極限まで高めた「鍵付完全個室」を主軸とする滞在型モデルへの切り替えが急速に進んだからだ。
この潮流を強烈に牽引したのが、「快活CLUB」を展開する株式会社快活フロンティアや、「自遊空間」を手掛ける株式会社ランシステムといった業界のトップランナーたちである。特に株式会社ランシステムにおいて長年経営の舵を取ってきた渡辺久人氏らが主導したセルフ入退場システムや自動精算の仕組みは、店舗運営の非対面化と利便性向上を一気に加速させた。
防犯カメラやオートロックドアが標準装備となったことで、女性利用者のハードルは劇的に下がった。さらに室内では、個人アカウントなしでNetflixやU-NEXTといった大手動画配信サービスを自由に視聴できるアメニティ環境が整備されている。もはや単なる「終電後の緊急避難場所」ではなく、ビジネスカンファレンス前の集中作業や、安価で清潔な宿を求める旅行者のファーストチョイスとして定着したのだ。