近年の入山法子は、単発ドラマの重要キャストやサスペンス作品、舞台演技など、さらに活動の幅を広げている。年齢を重ねるごとに増していく艶やかさと、衰えない透明感。それらが融合した現在の彼女は、インディペンデント映画から大作ドラマまで引っ張りだこの存在だ。
彼女が選ぶ役柄には、常に「一筋縄ではいかない人間の業」が潜んでいる。幸福なだけのヒロインではなく、過去に傷を抱えていたり、誰にも言えない秘密を握っていたりする女性。そうした複雑なキャラクターを演じる際、かつて果敢に挑んだ濡れ場や体当たりの演技経験が、確固たる演技の底力として活きている。