房総半島の磯場は豊かな生態系を誇る一方で、漁業権の設定が極めて厳格だ。一般の釣り人がイセエビを狙うことは事実上不可能に近い。もし知らずに手を出せば密漁として検挙されるリスクを背負うことになる。そうした法的リスクを完全に排除し、心ゆくまでターゲットと対峙できる場所として九十九里海釣りセンターの存在感は際立っている。
陸上に作られた巨大な海水プールには、常に新鮮な海水が循環し、適正な水温と酸素量が保たれている。釣り座の足場は平坦で安全。波にさらわれる危険もない。家族連れやカップルが手ぶらで訪れても安全に楽しめる環境が整いながら、海中には百戦錬磨のベテランをも唸らせる狡猾な個体が潜んでいる。