指定された時間通りにライトを照射しても硬化しない場合、まず疑うべきはレジン液と照射ライトの波長ミスマッチです。レジン液には「UV専用」「LED専用」「UV-LED両対応」の3タイプが存在します。ダイソーのラインナップにも複数タイプが混在しており、パッケージ裏面に記載された硬化波長(主に365nm〜405nm)とお手持ちのライトの仕様が合致していないと、光化学反応が正常に起こりません。
もうひとつの大きな要因が、空気中の酸素が化学反応を妨げる酸素阻害(重合阻害)です。アクリル樹脂をベースとするレジン液は、表面付近の分子が酸素に触れることで硬化が一時停止し、極薄い未硬化層が残る性質を持っています。さらに、ダイソーのLEDレジンが固まらない理由として、100均で販売されているコンパクトライトの出力(ワット数)が低く、樹脂の奥まで光エネルギーが届いていないケースも散見されます。
加えて、一度に流し込む量が多すぎるレジン液の厚塗りによる硬化不良も見落とせません。光が内部まで透過できず、外側だけが硬化して中心がドロドロのまま残る現象です。特に濃い着色料やラメを混ぜ込んだ際は光の直進性が落ちるため、より顕著に現れます。