2026年に入り、流通業界に激震が走りました。「ロピア社長のカトパン夫が突然退任していた」という一部報道が飛び交い、ネット上では経営不振や家庭内トラブルを疑う憶測まで散見されたのです。
しかし、事実は全く逆でした。2026年2月2日、親会社であるOICグループは正式リリースを出し、2026年3月1日付で株式会社ロピアの代表取締役社長に西友前社長の大久保恒夫氏(69歳)が就任する人事を発表しました。大久保氏といえば、ユニクロ(ファーストリテイリング)や成城石井の再建を指揮し、近年では西友をV字回復させた日本流通界屈指のプロ経営者です。
高木勇輔氏はロピアの社長を退任したのではなく、事業会社ロピアの現場オペレーションとチェーン統括を百戦錬磨の大久保氏に託し、自身は親会社である「株式会社OICグループ」の代表取締役社長として、グループ全体の舵取りに専念する体制を築いたのです。グループが掲げる「売上高2兆円」の巨大ビジョンを実現するため、高木氏はさらなる大型M&Aや海外出店、新業態開発といった大局的な資本戦略に集中する狙いがあります。カリスマ創業者から組織経営への本格的な移行段階に入ったといえます。