組織犯罪対策課の仕事は、警察組織の中でも危険度が群を抜いて高いことで知られています。拳銃や刃物を所持している可能性がある拠点への突入、密売現場での現行犯逮捕など、一歩間違えれば死傷事故につながる任務が日常茶飯事です。
近年特に力を入れているのが、覚醒剤や危険ドラッグなどの薬物事犯と違法銃器の摘発です。密輸ルートの解明には数カ月におよぶ内偵捜査や張り込みが必要となり、対象車両の追跡やアジトの監視には膨大な神経をすり減らします。
さらなる脅威となっているのが、実態の見えにくい半グレ組織やトクリュウによる強盗・特殊詐欺事案です。彼らは暴力団のような明確なピラミッド構造を持たず、SNSや暗号化アプリを通じて離合集散を繰り返します。組対はサイバー捜査部隊とも連携し、通信記録の解析や資金洗浄ルートの追跡を行いながら、冷酷な犯罪集団のトップを追い詰める危険な前線に立っています。