南米で起きたこの大惨事は、日本に住む私たちにとっても決して無関係な対岸の火事ではない。コロンビアと日本は、太平洋を取り囲む巨大な地震・火山活動帯である「環太平洋火山帯」の対極に位置する。地球規模での地殻ストレスの蓄積と解放が連動しているとの指摘もあり、環太平洋全域でM6〜M7クラスの地震が頻発する現状は、地殻の活動期入りを示唆する格好の材料となっている。
日本国内で懸念される南海トラフ巨大地震や首都直下型地震への懸念と照らし合わせても、老朽化インフラの崩壊リスクや山間部の集落孤立問題は完全に共通する課題だ。遥か遠くの地で起きたこの激震は、私たちが日頃から取り組むべき防災・減災対策の甘さを突きつける静かな警告といえる。