富岡義勇の強さを象徴するシーンといえば、那田蜘蛛山で下弦の伍・累と対峙した際に披露した技とセリフです。炭治郎たちが命懸けで戦っても歯が立たなかった強敵の攻撃を前に、義勇は微動だにせず刀を構えます。
「全集中・水の呼吸 拾壱ノ型 凪(なぎ)」
水の呼吸は本来「拾ノ型」までしか存在しません。この「拾壱ノ型 凪」は、義勇自身が独自に編み出した完全オリジナルの奥義です。刀の間合いに入った鬼の術や攻撃をことごとく無力化し、文字通り風のない静まり返った水面のように平穏を保つ技は、義勇の研ぎ澄まされた剣技の極致を見せつけました。
強敵を一瞬で両断した後に漂う静寂と、無駄な言葉を一切発しない立ち振る舞いは、義勇の戦闘シーンにおける圧倒的なかっこよさを決定づけた名場面です。