プロの生産者がしのぎを削る施設園芸農業の現場では、葉のコントロールはデータに基づいて徹底的にマニュアル化されている。農林水産省が公表する栽培指針や各地の農業協同組合(JA)が発行する営農技術資料においても、過剰な葉を計画的に落とす「下葉落とし」は必須の作業工程として位置づけられている。
最新の農業試験場データによれば、下層の老化葉を計画的に除去した区画では、放置した区画に比べて株中央部の受光効率が約30%向上し、秀品率(形の良い上質果の割合)が有意に高まることが実証されている。商業栽培の現場で培われたこの合理的な技術は、規模の大小を問わずあらゆる栽培環境で絶大な効果を発揮する。