神奈川県で生まれ育った浅香航大。幼少期の彼は、決して平坦な道だけを歩んできたわけではない。10代前半という多感な時期に芸能活動を開始した彼を影で支えたのは、甘やかしを排した家庭のルールだった。
挨拶や礼儀、そして自分の選択に責任を持つこと。家庭内で徹底されていたのは、一見するとごく当たり前の、だが大人になって最も差がつく人間関係の基本だったという。父親自身が背中で語る厳格な美学を持っていたからこそ、浅香は浮ついた世界に身を置きながらも己を見失わずにいられた。芸能界の華やかさに呑まれない「男としての太い芯」は、間違いなくこの時期に育まれたものだ。