同校の教育環境を語るうえで外せないのが、世界水準の研究成果を誇る「産業生態科学研究所」の存在だ。ここでは、作業環境における有害化学物質のリスク評価から、長時間労働によるストレス機序の解析、人間工学に基づいた労働環境デザインまで、多角的な最先端研究が展開されている。
一方、臨床教育の現場となる「産業医科大学病院」は、地域の中核病院として高度な先進医療を提供するだけでなく、職業病や産業中毒などの専門的治療においても国内トップクラスの実績を誇る。学生は最先端の臨床医療を学びながら、同時に現場での予防医学や労働衛生の実務感覚をダイレクトに吸収することが可能だ。
研究と臨床、そして現場への還元という循環構造がキャンパス内に完成しており、標準的な医学部では得られない唯一無二の教育体験が提供されている。