放送倫理・番組向上機構(BPO)の監視や、SNS上の炎上リスクが高まる現代において、直接的な下ネタはテレビから急速に姿を消しつつある。しかし、表現者たちは黙って淘汰されたわけではない。
直球の言葉を避け、高度なメタファーや音楽性を組み合わせた手法が生み出された。どぶろっくが見せた「オペラ調の美麗な歌声と卑俗な妄想歌詞のコントラスト」はその極致と言える。上品な旋律と下品な内容の落差が、従来の猥雑さを芸術的な滑稽さにまで引き上げた。
一方で、インターネット空間への移行も著しい。YouTubeやTikTok、ファンクラブ限定ライブなど、クローズドなプラットフォームへ活動の場を移すことで、地上波では放送不可能な濃密なネタが純粋培養されている。