ホテルの朝食ブッフェは、まさに「食べる秋田観光」そのものだ。一歩足を踏み入れれば、香ばしい出汁の香りが鼻腔をくすぐる。噛むほどに濃密な旨味が広がる比内地鶏の料理、なめらかなのど越しと繊細な腰を持つ稲庭うどん、そしてツヤツヤと輝く秋田県産米の炊きたてご飯。地元の契約農家や生産者から届く新鮮な食材がテーブルを彩る。
郷土料理の「いぶりがっこ」や季節の山菜、地元の味噌を使った汁物まで揃うラインナップは、朝から旅のモチベーションを最大限に引き上げてくれる。ただのお腹を満たす作業ではなく、食を通じてその土地の歴史や風土を味わう体験が、ここでは毎朝提供されている。