ストレスは癌の直接原因か?最新医学が明かす自律神経と免疫の真実

ストレスは癌の直接原因か?最新医学が明かす自律神経と免疫の真実

ストレスは癌の直接原因か?最新医学が明かす自律神経と免疫の真実について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

では、なぜ精神的負担が身体の病に繋がると危視されるのか。その鍵を握るのが、交感神経と副交感神経のバランスが崩れる自律神経系の混乱である。人間が強い緊張状態に晒され続けると、副腎皮質からコルチゾールなどのストレスホルモンが過剰に分泌される。この状態が持続する現象こそが慢性ストレスだ。

慢性ストレスにさらされた体内では、異物や変異細胞を監視・攻撃する免疫タスクを担うNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性が著しく低下する。通常であれば日々発生する初期段階の異常細胞をNK細胞が迅速に排除するが、免疫網が目詰まりを起こすことで、潜伏していた病変が生き残り、増殖しやすい環境が整ってしまう。直接原因ではなくとも、発がんの足場を固める要素になり得るのだ。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。