消費者庁および東京消防庁が公表している事故事例データによると、ボタン電池・コイン電池に起因する火災や化学火傷事故は後を絶ちません。特に「引き出しの中に裸のまま複数個を放り込んでおいた」「ゴミ箱にそのまま捨てた」ことによるショート火災が毎年報告されています。
SNSやコミュニティサイト上でも、交換時の生々しい失敗談が多数投稿されています。
- 「車のキーの電池を金属ピンセットで掴んで交換したら、パチッと火花が散ってキー本体が反応しなくなった」(30代男性・ドライバー)
- 「引き出しにストックしていたLR44が他の電池と重なり合い、気づいたら異臭とともにプラスチックケースが溶けていた」(40代女性・主婦)
- 「体温計の電池交換で向きを間違えたままフタを閉め、数分後に持てないほど熱くなって慌てて外した」(20代女性・会社員)
これらの事例が示す通り、トラブルのほとんどは「作業中の不用意な金属接触」と「保管・廃棄時の絶縁不備」という、基本的な知識の欠如から生じています。