文化人類学および民俗信仰の視点から見ると、鵜戸神宮は「母胎回帰(子宮としての洞窟)」と「海の他界(ニライカナイ・常世の国)からの生命力」が交錯する極めて原初的な聖地です。人間が自然の圧倒的な胎動に触れ、精神的なリセットと祈りを捧げる場として、これ以上の舞台装置はありません。
しかし、観光地としての物理的制約が存在する以上、万人に対して無条件におすすめできるわけではありません。訪問前に自身の状況と照らし合わせるべき判断基準は以下の通りです。
【鵜戸神宮を心からおすすめできる人】
・安産祈願、子宝成就、良縁結びを真摯に祈願したい方
・日本の神話・記紀の舞台を肌で体感し、唯一無二の絶景写真を撮影したい方
・歩きやすいスニーカーを履き、階段の昇降に問題のない基礎体力がある方
・日南海岸のドライブとセットで南国宮崎の大自然を満喫したい方
【参拝に際して慎重な準備・判断が必要な人】
・車椅子や歩行器を日常的に使用されており、階段の自力歩行が困難な方(※本殿前までの到達が困難)
・生後間もない乳幼児をベビーカーのみで移動させようと考えているファミリー
・足元が不安定なヒールやサンダル履きで旅程を組んでいる方
・連休中の混雑時に過密なタイムスケジュールを組み、移動の遅延を許容できない方