数ある美術作品の中でも、情熱的な黄色のシンボルとして世界中から愛され続けているのが、印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホの手による名作群だ。東京のSOMPO美術館に所蔵されている貴重な作品をはじめ、西洋絵画の至宝として君臨する『ひまわり (ゴッホの絵画)』は、クラフト作家たちにとっても尽きることのないインスピレーションの源泉である。
絵の具をぶ厚く塗り重ねたゴッホ特有のインパスト(厚塗り)技法を紙で表現するには、色調の異なる数種類の黄色や橙色の紙をランダムにちぎり、複雑に重ね合わせるアプローチが効果的だ。完璧な形を目指すのではなく、感情の赴くままに紙を貼り込んでいくことで、キャンバスから溢れ出るような圧倒的な生命力と動的なエネルギーを再現することができる。