新作リリースの成否を分けるのは、もはや初週の店頭販売だけではない。告知から発売日までの数週間にわたって投下される「独占先行カット」が、ファンの期待値をどこまで引き上げられるかが勝負の分かれ目となる。水着やランジェリー、あるいは素顔を覗かせる旅先のオフショットなど、計算されたカットが朝の情報番組やウェブメディアをジャックするたび、予約メーターは跳ね上がる。
こうした事前のバズが結実するのが、オリコン週間BOOKランキングや写真集部門のランキングだ。初週売上数万部という数字は単なる人気の証明にとどまらず、即座に「重版決定」のニュースとなってさらなる購買層を呼び込む好循環を生む。完売を恐れるファン心理と、作品の希少価値を高めたい出版社の思惑が見事に合致した瞬間といえる。