特に多くの受給者が直面するのが、「初回振込までの異常な長さ」だ。出産から初回の入金までに3ヶ月から場合によっては4ヶ月以上かかるケースも珍しくない。これには行政側の審査フローが深く関係している。
実際に書類の審査と支給決定を行うハローワーク(公共職業安定所)では、産後パパ育休や育休延長の申請が集中する時期に繁忙期を迎える。2026年の最新審査スケジュールにおいても、新年度や大型連休前後には申請件数が跳ね上がり、審査完了までに通常より数週間単位で遅延が発生する傾向が確認されている。会社からハローワークへ申請書類が提出された後、支給決定通知書が発行され、実際に指定口座へ送金されるまでには約1週間〜10日ほどのタイムラグが生じるため、受給者ごとに振込日がズレ込むのは構造上避けられないのだ。