ぺったん忍者のルーツを辿ると、1980年代前半に世界中で社会現象を巻き起こした玩具「ワッキー・ウォールウォーカー(Wacky WallWalker)」に行き着きます。中国の伝統的な粘着玩具に着想を得て製品化されたこのアイテムは、アメリカで数億個以上を売り上げる空前の大ヒットを記録しました。
日本にもすぐさま輸入され、駄菓子屋文化と融合する過程で、子どもたちに親しみやすい「忍者」のキャラクターへとアレンジされました。「天井近くのガラスに向かって思い切り投げる」「誰の忍者が一番遅く(または速く)下りてくるか競い合う」といった遊び方が当時の小学生の間で大流行しました。
デジタルゲームやスマートフォンが普及した2026年の現在でも、その電池不要で予測不能なアナログアクションは色褪せることなく、親から子へ受け継がれる昭和レトロカルチャーの傑作として愛され続けています。