サッカー界を驚かせたヴィッセル神戸からベガルタ仙台への完全移籍。当時J1の強豪としてタイトル争いを演じていた神戸において、郷家は通算100試合以上に出場する主力の一角でした。安定した環境を捨ててまでJ2への移籍を決断した背景には、プロサッカー選手としての明確な人生観がありました。
郷家友太の移籍理由について、本人が当時のメディア取材や移籍発表時に語った言葉には、並々ならぬ覚悟が滲み出ています。
「ベガルタ仙台を本来あるべき場所(J1)に戻すことが自分の使命」
神戸ではアンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキといった世界最高峰のタレントとピッチを共有し、卓越した技術とポジショニングの極意を吸収しました。しかし、選手層の厚いメガクラブでは戦術的駒としての起用も多く、試合ごとに役割が変化する難しさも経験しました。自らが中心となってチームの命運を背負い、故郷に恩返しを果たすことこそが、自らのキャリアを次のステージへ引き上げる最善の道であると確信したのです。